むかちん歴史日記205 ランチタイムに見たいコメディアンシリーズ⑤ ドリフで一世風靡~荒井注
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日はランチタイムに見たいコメディアンシリーズの第5弾!!
ドリフターズで人気を博した
荒井注(1928-2000)
を紹介します(≧▽≦)
https://showa-g.org/men/view/211
◆荒井は立教大学文学部宗教学科中退後、二松学舎大学大学文学部国文学科を卒業し、脚本家を目指しながら、バンドマンも務めていました。
1964年、「トリスのおじさんみたいな顔した面白い顔をしたやつがいる」というのを聞きつけたいかりや長介が、荒井をスカウトしてドリフターズに参加。
担当楽器はピアノだったが、ロカビリーのスリーコードしか弾けなかったという逸話があります。
いかりやは著書で背の低さとピアノの実力をチェックしなかったミス、と言っていたが、この人選ミスによる荒井のふてぶてしいキャラがドリフの人気を押し上げました。
初期のドリフメンバーとして活躍し、「This is a pen!」のギャグは大ヒットとなりました。
コントでは「威張り散らすいかりやをシラっとした目で見、無視をし、いかりやに怒られてふてくされながらギャグを言う」というパターンが受け、
学校コントでは、「先生役のいかりやと同級生の落第し続けた生徒」という設定でした。
中でも代表的なギャグ「何だ、バカヤロウ!」、「文句あるか!」、「何見てんだよ!」は流行語となり、
ソロ活動でも頻繁に使用され、このうち「何だ、バカヤロウ!」は、ピアノ担当なのに鍵盤が弾けない事を加藤茶にからかわれたときに言い返した言葉が発端だそうで、
これは今でも続くいわゆる逆ギレ芸の先駆けとも言えるギャグとなりました。
ドリフ在籍中の後半では、ハゲキャラでいじられました。
1974年にドリフターズを脱退。
芸能界を引退するといって脱退したものの、半年後に芸能界には復帰したため、
その後ドリフターズのメンバーと和解するのに3年を要したそうです。
ちなみに荒井の後任としてドリフターズに加入したのが志村けんです。
芸能界復帰後は主に俳優として活躍し、
2000年の富士フイルムのCMでは現役ドリフメンバーと一緒に毘沙門天役として出演を果たしました。
荒井が一人だけ早く撮影を終え現場を去る際に、いかりやと堅い握手と抱擁を交わし、その姿にドリフのメンバー・スタッフ一同は、いたく感じ入っていたといいます。
同年、肝不全のため、死去。71歳でした。