むかちん歴史日記206 命がけで使命を全うした世界中の偉人をめぐる旅行シリーズ① 19歳で命を賭したフランスのヒロイン~ジャンヌ・ダルク
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は命がけで使命を全うした世界中の偉人をめぐる旅行シリーズの第一弾!!
百年戦争のフランスのヒロイン、
ジャンヌ・ダルク(1412-1431)
を紹介します(≧▽≦)
◆ジャンヌは農業を営む両親の下に生まれ、神聖ローマ帝国領が近い、
現在のフランス東部の村で育ちました。
ジャンヌは「神の声」が聞こえる、とされていて、
彼女が初めてその声を聴いたのは12歳のころだとされています。
このとき独りで屋外を歩いていたジャンヌは、
大天使ミカエル、アレクサンドリアのカタリナ、アンティオキアのマルガリタの姿を幻視し、
イングランド軍を駆逐して王太子をランスへと連れて行きフランス王位に就かしめよという「声」を聴いたといわれています。
彼女は1429年、オルレアン近郊のニシンの戦いでフランス軍は敗れるという予言を的中させ、王太子シャルル7世のいる王宮を訪問することを許可されます。
(当時はイギリスとフランスの間で、いわゆる百年戦争の最中でありました。)
シャルル7世は崩壊寸前のフランスの中でジャンヌが希望に見えた、といわれていて、
彼女に騎士同様に甲冑などの武具を与えたそうです。
ここで論争になったのが、彼女が本当に神からの啓示を受けているのか、という点でした。
シャルル7世はジャンヌを疑うことは聖霊を否定することであると主張。
ジャンヌの神からの啓示に関する発言は真実であると認定しました。
ジャンヌがフランス軍を率いるだけの戦略家であったか、
という点については歴史家によって諸説ありますが、
ジャンヌの登場後、フランス軍がイギリス軍に対して快進撃を続けたという事実だけは一致しており、
彼女の存在がフランス軍を鼓舞させたことは疑いのないことであるようです。
ジャンヌが加わるまでのオルレアンでの戦いは非常に消極的なものでありましたが
ジャンヌが入ってからは一転、攻勢に転じ、イングランドに包囲されていたオルレアンを解放することに成功しています。
ジャンヌはイングランドに支配されていた領地を次々に解放し、
彼女はフランス軍の中心的な存在になっていきます。
この連戦の勝利のより、シャルル7世は国王となり、
ノートルダム大聖堂で、フランス王としての戴冠式が行われました。
1430年、一時の休戦協定も終わり、ジャンヌは再びイングランド軍を攻めますが、彼女は捕虜となってしまいます。
当時の通例では、身代金を支払うことによって解放されるのですが、
ここで、シャルル7世は彼女を見放したといわれています。
ジャンヌの宗教的な異端審問が行われましたが、これは、政治的思惑が深く入っており、この裁判記録は多くが改ざんされていたり、イングランドに都合のいいものになっていました。
また彼女は文盲であったので、内容がわからないまま署名させられていました。
そして1431年、ジャンヌは火刑に処されます。19歳でした。
◆名言
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一度だけの人生、それがわたしたちの持つすべてだ。
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あなたが何者であるかを放棄し、
信念を持たずに生きることは、
死ぬことよりも悲しい。若くして死ぬことよりも。
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勇敢に進みなさい。
そうすれば総てはうまくゆくでしょう。
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私たちが戦うからこそ、神は勝利を与えて下さる。
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むかちん