むかちん歴史日記96 社会主義国家を樹立〜カストロ
新宿から歴史を発信!!むかちんです♬
カストロ(1926-2016)
を紹介します★
キューバの大量の失業者や貧困を目の当たりにし、
上流階級はこうした貧困や失業に対して、犯罪に近いレベルで無関心であることを激しく糾弾します。
当時、アメリカの実質上の傀儡政権であったバティスタ独裁政権を倒すため、
政府軍の攻撃により、多くの兵を失うものの、ゲリラ戦を繰り返し、
ついにキューバの首都、ハバナを占領、バティスタ政権を倒すことに成功します。
土地と農民の解放を行い、アメリカ企業が持っていた農地を接収したことにより、
アメリカとの関係は冷え込むことになりますが、
そもそも、カストロは最初から社会主義革命を企図していたものではなく、
こうした流れからソ連に接近していったことが大きかったようです。
1960年にソ連領内でアメリカの偵察機が撃墜される事件が発生、
これにより、米ソの関係が急激に冷え込みます。
1961年、アメリカのケネディ政権がキューバ侵攻を行います。
「社会主義宣言」をするに至ります。
1962年、ソ連のフルシチョフ政権がキューバにミサイル基地を建設。
東西冷戦史上、米ソ間で戦争一歩手前の最も厳しい緊張が走りました。
これはキューバ危機と呼ばれ、一歩間違えれば、核戦争間違いなしの第三次世界大戦にまで発展する可能性もありました。
ここでの戦争は回避されました。
その後もキューバはアメリカとの緊張関係とソ連との関係も続けていきます。
ソ連崩壊などもありましたが、現在も社会主義国家として、存在しています。
◆名言
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『人間、死ぬときはどこにいても死ぬ。自分の命を惜しんでこそこそ隠れているような指導者に一体誰がついてくるというのだ』
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『人間にとって最も重要な資本は金ではない。人間こそが、最大の資本なのである』
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『人民の97%が革命を信じなくても、私は戦い続ける。革命を信じるのが私一人になっても戦い続ける。なぜなら革命家とは、たとえ一人になっても、理想のために戦い続ける人間だからだ』
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むかちん