むかちん歴史日記121 戦後日本の基礎を作った〜吉田茂
新宿から歴史を発信!!むかちんです(〃^∇^)o_彡☆
今日は戦後、日本を首相として引っ張った
吉田茂(1878-1967)
を紹介します(*´∀`*)
http://r-ijin.com/yosida-sigeru/
◆吉田茂は、麻生太郎財務大臣の祖父として現在は有名な方ですが、
吉田は東京帝国大学(現東京大学)を卒業後、外務省に入ります。
英国大使などのキャリアを積みますが、日英の関係悪化により、帰国
その後、強く反対していた第二次世界大戦へ突入していきます。
吉田と同じく第二次大戦に対して、反対であった鳩山一郎(のちの初代自民党総裁にして、鳩山由紀夫元総理の祖父に当たります)や近衛文麿とともに和平への道を歩む内閣をつくることを模索しますが、
吉田邸のスパイによって密告され、憲兵隊に逮捕されます。
ただ、この逮捕がのちに幸いして、GHQから反戦の意志を示していたと認められ、信頼される契機になるのです。
戦後の1946年第一次吉田内閣が発足、
この吉田内閣が大日本帝国憲法下での最後の内閣であり、非衆議院議員の総理大臣も吉田が最後となります。(吉田は貴族院議員ではありました。)
◆第三次吉田内閣の頃、1951年にサンフランシスコ平和条約、日米安全保障条約を結びます。
◆吉田は非常にユーモアに富んだ人物として有名です。
マッカーサーに対して、450tの食糧を要求したのに対し、
実際、入ってきた食糧は70t程度でしたが、日本では特に飢餓なども起こりませんでした。
「日本に70tしか入ってきていないが、飢餓は起きていないじゃないか、
そんないい加減な統計じゃ困るんだが」
と怒るのですが、吉田は
「そりゃ当然ですよ、日本の統計がそんなに正確なら、大国アメリカと戦争しませんって。
統計が正確なら日本は戦争に勝っているはずですから」
といってマッカーサーを爆笑させたそうです。
◆名言
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権力に左右されるような政治家は、また別の権力が現れた場合には意気地なくこれになびくものだ
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大志を抱けば、天下何ものか恐るるに足らず
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今に立ち直る。必ず日本は立ち直る
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忍耐がどんな難問にも、解決策になる
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忙しいと疲れたは、自慢にならん
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むかちん