むかちん歴史日記371 経営者が勧める本の著者たちーランチや休みにオススメ① 兵法書が戦略に生かされる~孫武
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は経営者が勧める本の著者たちーランチや休みにオススメシリーズの第一弾!!
古代中国で書かれた兵法書が現代にも読み継がれている春秋時代の軍事思想家
を紹介します(*^▽^*)
参照元 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E6%AD%A6
孫武とはどんな人物なのか?
◆孫武は史実かどうかについては幾分か論争が残るところではありますが、
斉国の大使は出自とされています。
孫武は若いときから兵書に親しみ、用兵策略を研究していたそうです。
紀元前517年ごろに一族内で内紛が起こり、一家を連れて江南の呉国へと逃れ、
そこで宰相伍子胥と出会います。
孫武の逸話として記されているものとして
呉の王に闔閭が即位し、孫武が孫子兵法を説いたとされ、下記のような逸話が残されています。
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闔閭「先生の著作十三篇はすべて読んだが、宮中の婦人で少し軍の指揮を見せてもらうことはできるか?」
孫武はこれを了承した。孫武は宮中の美女180人を集合させて二つの部隊とし、武器を持たせて整列させ、王の寵姫二人を各隊の隊長に任命した。太鼓の合図で左や右を向くように命令してから「右!」と太鼓を打つと、女性たちはどっと笑った。
孫武は「命令が不明確で徹底せざるは、将の罪なり」と言い、命令を何度も繰り返した後に「左!」と太鼓を打つと、また女性たちはどっと笑った。
孫武は「命令が既に明確なのに実行されないのは、指揮官の罪なり」と言って、隊長の二人を斬首しようとした。
壇上で見ていた闔閭は驚き「将軍の腕は既によくわかった。余はその二人がいないと飯もうまくないので、斬るのはやめてくれ」と止めようとしたが、孫武は「一たび将軍として任命を受けた以上、陣中にあっては君命でも従いかねる事がございます」と闔閭の寵姫を二人とも斬ってしまった。
そして新たな隊長を選び号令を行うと、今度は女性部隊は命令どおり進退し、粛然声を出すものもなかった。
孫武は「兵は既に整いました。降りてきて見ていただきたい。水火の中へもゆくでしょう」と言ったが、闔閭は甚だ不興で「将軍はそろそろ帰られるがよろしい、余はそこに行きたくはない」と言った。
孫武は「王は言を好まれても、実践はできないのですね」と答えた。しかし以後、闔閭は孫武の軍事の才を認めて将軍に任じたのである。
参照元 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E6%AD%A6
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その後、孫武は将軍に任じられ、楚の王都を陥落させるなど活躍したとされますが
後半生の記録は残っていません。
また、孫武の実在そのものが歴史学者の間でも意見が分かれているところです。
『孫子』はなぜ読み継がれるのか
◆孫武の『孫子』は兵法書として名高いものですが、実は、兵法を通じて「人間とは何か」を問うた本でもあります。
そして、戦乱期に戦争を通じて孫武が得た一つの結論が、最も最善は「戦わずして勝つこと」ということに至ります。
戦わないことは、交渉力、情報収集力、現状分析、駆け引きなどあらゆる力が求められます。
こうした視点を養うのに孫武の『孫子』は有効とされているのです。
2000年以上読み継がれる著者孫武。
ぜひご一読をば
むかちん