むかちんの歴史日記

歴史大好き男による歴史のあるあるやトリビアを綴る日記★

むかちん歴史日記93 シュトレーゼマン

新宿から歴史を発信!!!むかちんです。

今日はドイツの政治家、

 

シュトレーゼマン(1878-1929)

 

を紹介します^^

 

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参照元 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%9E%E3%83%B3

 

ドイツで首相をつとめた人物で、

ノーベル平和賞も受賞している人物です。

 

当時のドイツは、第一次世界大戦でフランスに対して、

天文学的数字の賠償金支払いを要求されていて、

当然のことながら、物理的にドイツは履行できなくなっていきます。

 

そこで、フランス、ベルギーは取り立てのためにドイツ有数の工業地帯であるルール地方を占領するという行為にでました。

当時のドイツの政権はこれに対して、消極的に抵抗するという姿勢をとり、

労働をストップさせます。

 

これにより、ドイツのインフレがかなり甚大なものとなり、

いわゆる「ハイパーインフレ」が巻き起こるのです。

 

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参照元 

http://press.share-wis.com/german-hyperinflation

 

最終的にドイツは物価が384億倍という途方もないレベルでふくれあがるのです。

日用品買うのにも、荷車に紙幣入れて持ってくみたいな状態になるわけですね。

 

シュトレーゼマンはこの状況の中で、首相になり、

「レンテンマルク」を導入して、事態を収束させます。

 

また消極的抵抗をやめさせたのもこの事態を収束させたひとつの要因です。

ここから彼はフランスと粘り強い交渉を重ねて、解決していくのです。

 

彼の内閣はその後崩壊しますが、

外相としても活躍し、その最も大きな功績が、

ドイツを国際連盟常任理事国として加盟させ、

ヨーロッパにおける国際社会への復帰を実現した

ロカルノ条約」の締結にあります。

 

彼はこの功績により、ノーベル平和賞を受賞するのです。

 

彼は1929年に死去しますが、

もし彼がもう少し、ドイツの政治の中心にいたら、もしかしたら、

その後のドイツの運命は違っていたかもしれませんね。。。

 

 

むかちん