むかちんの歴史日記

歴史大好き男による歴史のあるあるやトリビアを綴る日記★

むかちん歴史日記415 世界の偉大な思想家たち⑤ 構造主義の祖と言われる20世紀の人類学者~レヴィ・ストロース

新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)

 

今日は世界の偉大な思想家たちの第5弾!!!

 

構造主義の祖と言われる20世紀を代表する人類学者

 

クロード・レヴィ=ストロース(1908-2009)

 

を紹介します(*^▽^*)

 

参照元 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A3%EF%BC%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9

 

レヴィ=ストロースは1908年に両親が一時的に滞在していたベルギーで誕生します。

曽祖父は著名な作曲家で、父の職業も画家であったことから、芸術的な交友関係が多く、レヴィ=ストロースは幼少期から芸術関係に触れることが多かったようです。

 

ピカソワーグナーなどの同時代的なものにとどまらず、ジャポニズムにも触れ、浮世絵をはじめとする日本の美術工芸に関心を抱き続けました。

 

また両親の友人を通じて、マルクス主義にも触れ、高校から大学時代にかけて、社会主義運動にも参加しました。

 

ソルボンヌ大学を卒業し、法学の学士号を取得する傍ら、哲学を学び、アグレガシオン(哲学教授資格試験)に合格、リセで哲学教師に着任します。

 

また新設のブラジル、サンパウロ大学社会学教授としての赴任の打診を受けて、当時興味を持ち始めていた民族学のフィールドワークへの期待を抱いて、社会学の教授として、ブラジルへ渡ります。

そしてブラジルでのフィールドワークを休暇があれば行って、ブラジル内陸の民族との接触を行いました。

 

その後は第二次世界大戦の前夜にフランスに帰国して応召、西部戦線に従軍するものの、フランスの敗戦により兵役を解除され、南仏に避難しますが、ドイツのユダヤ人迫害を恐れて、アメリカ合衆国へ亡命します。

 

同じようにアメリカへ亡命してきた言語学者であり、民俗学者ロマン・ヤコブソンと出会い、彼の影響も受けて、博士論文『親族の基本構造』を完成させます。

 

彼は1962年に刊行した『野生の思考』などにおいて、従来の野蛮から洗練された秩序を形成したとする西洋中心主義的な考えには批判的で、混沌の象徴であり、未開社会と定義されているものについても、一定の秩序・構造は見いだせると主張しています。

 

未開社会にも豊かな精神社会や社会構造はあるという「構造主義」を唱え、その後の思想家たちにも大きな影響を与えました。

 

2009年、レヴィ・ストロースは100歳で死去します。

 

むかちん