むかちん歴史日記311 意味不明を解明してきた学術的偉人達① 古代ギリシアが誇る天才~アルキメデス
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は 意味不明を解明してきた学術的偉人達シリーズ第一弾!!
古代ギリシア随一の物理学者
アルキメデス(紀元前287?-紀元前212)
を紹介します(*^▽^*)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%B9
◆アルキメデスに関しては、彼が没後、長い時を経過してから記された記述が多く、解明されていない部分が多いのですが、
彼は紀元前287年ごろにシチリア島のシラクサという街で誕生しました。
彼は物理や数学の分野で様々な発見を行いました。
今回はエピソードを交えて、彼の発見を紹介したいと思います。
◆黄金の王冠
国王ヒエロン2世は金塊を渡して、金細工職人に王冠を作らせることにしたのですが、
王冠が納品されると、王は金細工職人が金を盗んで、その重量分の銀を入れてごまかしているのではないかと疑い始めます。
しかし、実際にそれを確認するためには、王冠を溶かして、ドロドロにして立方体にして、体積を比較するしか方法がありません。
困った王はアルキメデスに相談しましたが、アルキメデスにもすぐに回答は出せず、いったん、持ち帰ります。
彼が何日か悩んで風呂に入って考えていると、
水面が上昇して、水があふれました。
これを見たアルキメデスは体積を測るにはあふれた水の体積を計ればよいと気づきます。
これがアルキメデスの原理で、浮力の原理といわれるものです。
これにより、不正がバレた金細工職人は死刑に処せられます。
◆アルキメディアン・スクリュー
ヒエロン2世は巨大な船「シュラコシア号」の設計を依頼したといわれ、
規模的に浸水も無視できないと悟ったアルキメデスは、水を掻き出す仕組みとして、アルキメディアン・スクリューを考案します。
これは円筒の内部にらせん状の板を設けた構造で、これを回転させることによって低い位置の水をくみ上げて上に持ち上げることができました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%B9
これはねじ構造を初めて実用化した例で、
ねじ構造はアルキメデスのような天才にしか思い浮かばないとまで言われています。
◆その他
数学者としても力を発揮したアルキメデスは、
級数や放物線の面積、円周率計アルキ代数螺旋の定義、回転面の体積の求め方など、現在にも生かされる数学の定理を考案しています。
また数々の武器を開発したことでも知られ、
シラクサの戦いにおいて、てこの原理を利用した投石機を開発しました。
◆晩年
紀元前212年、歴史家プルタルコスの説によれば、
第二次ポエニ戦争の際に、ローマのマルクス・クラウディウス・マルケッルス将軍がシラクサを占領した際にアルキメデスは死んだとされ、
将軍は彼の評判を聞いていたので、絶対に殺すなという命令を出していたにも関わらず、
アルキメデスの家と知らないローマ兵が彼の家に押し入り、
名前を問うたところ、無視されたので、彼を殺した
とされています。
彼の最期の言葉は「図をこわすな!」
最期まで研究に没頭していたことがうかがえます。
むかちん