むかちんの歴史日記

歴史大好き男による歴史のあるあるやトリビアを綴る日記★

むかちん歴史日記104 戦争と平和〜レフ・トルストイ

新宿から歴史を発信!!むかちんです☆☆

 

今日はロシアの文豪、

 

トルストイ(1828-1910)

 

を紹介します♬

 

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参照元 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A4

 

彼の代表作といえば『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』などがあります。

また非暴力主義者として知られています。

 

ロシア文学の代表的文豪だけあって、とても重厚感ある作品で

戦争と平和』はナポレオン軍に抗って戦うロシア軍の姿を描いた長編作品です。

500人を超える登場人物が写実的に描かれています。

 

アンナ・カレーニナ』を書き終える頃くらいから、トルストイは人生にむなしさを感じるようになります。

そこから作家という立場を捨てて、説教者、思想家としての側面が強くなり、

民衆から搾取する政府への批判やロシア正教会への批判なども行うようになります。

 

『復活』は堕落したロシア正教会を強く批判した作品ですが、

これにより、1901年、トルストイロシア正教会から破門されますが、

これがかえって、トルストイの支持を広げていくことになります。

 

トルストイは存命中から人気作家であったため、

その影響は各地に波及していました。

彼の立場は非常に無政府主義に近いものであったため、レーニンも彼の愛読者でしたし、

西欧ではロマン・ロラントーマス・マンが彼の評伝を書き、

彼の非暴力主義にはガンジーもとても共鳴しました。

トルストイガンジーは文通もしたことがあるそうです。)

 

また世界文学最高の100冊に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『イワン・イリッチの死』が選ばれており、

現代英米作家125人の投票では、1位に『アンナ・カレーニナ』、3位に『戦争と平和』が選ばれています。

 

日本では森鴎外幸田露伴が彼の作品を翻訳しています。

 

◆名言

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逆境が人格を作る。

 

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学問のある人とは、

本を読んで多くのことを知っている人である。

教養のある人とは、

その時代に最も広がっている知識やマナーを

すっかり心得ている人である。

そして有徳の人とは、

自分の人生の意義を理解している人である。

 

ーーーーー

幸福は、己れ自ら作るものであって、

それ以外の幸福はない。

 

ーーーーー

人間にとって最高の幸福は、

一年の終わりにおける自己を、

その一年の始めにおける自己よりも、

遥かに良くなったと感ずることである。

 

ーーーーー

悔恨がないのは、

前進がないからである。

 

ーーーーー

謙虚な人は誰からも好かれる。

それなのにどうして

謙虚な人になろうとしないのだろうか。

 

ーーーーー

わたしたちは

踏みなれた生活の軌道から放りだされると、

もうだめだ、と思います。

が、実際はそこに、

ようやく新しいものが始まるのです。

生命のある間は幸福があります。

 

ーーーーー

自分をその人より優れているとも、

偉大であるとも思わないこと。

また、その人を自分より優れているとも、

偉大であるとも思わないこと。

そうした時、

人と生きるのがたやすくなる。

 

ーーーーー

もし苦しみがなかったら、

人間は自分の限界を知らなかったろうし、

自分というものを知らなかったろう。

 

ーーーーー

 

むかちん