むかちん歴史日記203 ランチタイムに見たいコメディアンシリーズ③ コメディアンにしてサイレント映画の大スター~ハロルド・ロイド
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は、ランチタイムに見たいコメディアンシリーズの第3弾!!
世界三大喜劇王の3人目!
ハロルド・ロイド(1893-1971)
を紹介します!!
◆アメリカで誕生したロイドは、子役時代から活躍し、
エキストラを経て、約200本の映画に出演しました。
1915年にロンサムリュークという不格好なキャラで売り出し、
1917年『ロイドの野球』で、ロイドのトレードマークでもある眼鏡のキャラクター「ザ・ボーイ」となります。
ドタバタが展開されるのが基本ではあるが、
観客が感情的に共感できる部分を多分に入れており、
それが人気を博しました。
驚いて「髪が総毛立つ」というギャグを、風を顔に当てて表現するなど、漫画的な映像表現を積極的に採り入れたりもしました。
1919年から、ロイドは短編から中長編の映画へと乗り出し、
ついに1925年には『ロイドの人気者』でチャップリンの『黄金狂時代』を興行成績で上回ります。
日本でもこの明朗快活なロイド喜劇は人気を博し、
巨匠小津安二郎にも影響を与えたとされます。
サイレント映画からトーキーシステムに移行していくなかで、
多くのスターが凋落をしていきましたが、
アクションが売りだったロイドもまた、ここで苦戦を強いられます。
しかし、彼は商才にたけていたため、自分のフィルムを手元に残して、
再びヒットする機会を窺っていたといわれます。
1952年にはアカデミー特別賞を授与されます。
晩年は趣味の写真工学の研究に励んだそうです。
1971年、前立腺がんにより、死去。77歳でした。
むかちん