むかちんの歴史日記

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むかちん歴史日記315 意味不明を解明してきた学術的偉人達⑤ ブラックホールを提唱した~カール・シュヴァルツシルト

新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)

 

今日は意味不明を解明してきた学術的偉人達シリーズの第3弾!!!!

 

ブラックホールを提唱した学者

 

カール・シュヴァルツシルト(1873-1916)

 

を紹介します。

 

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参照元 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%88

 

カール・シュヴァルツシルト1873年、ドイツでユダヤ系ドイツ人の家庭に誕生します。

 

シュヴァルツシルトは最初の論文をわずか16歳で書き上げて発表し、神童と呼ばれます。

 

1891年にシュトラスブルク大学に入学し、ミュンヘン大学に移って学位を取得。1896年には博士号を得ます。

 

1901年、28歳にしてゲッティンゲン大学准教授かつ同天文台長を務め、1909年にはポツダム天体物理天文台の台長に就任します。

 

1914年、第一次世界大戦が勃発すると、彼は40歳以上であったにも関わらず、第一線で戦い、中尉にまで昇進します。

 

1915年、ドイツ軍の砲兵技術将校として従軍中に天然痘で皮膚病に苦しめられますが、

彼は、アインシュタイン一般相対性理論から重力場を記述する重力方程式から導き出された最初の特殊解、いわゆるシュヴァルツシルトのを解を発見し、その直後にアインシュタインに手紙を送っています。

 

従軍中であった彼に代わって、アインシュタインは論文をドイツアカデミーに提出しました。

 

この論文では直接的に「ブラックホール」という言い方はしていないようなのですが

ある空間で極めて高い質量が存在する場合、空間自体が重力でゆがみ、「シュヴァルツシルト半径」と呼ばれる特殊な球体の領域が発生し、近い場所においては、その光が重力によって吸い寄せられて、

 

領域の内側では光の速度でも抜け出せないことを表しており、ブラックホールの存在を示唆していました。

 

論文発表から4か月後、シュヴァルツシルトは亡くなります。42歳でした。

 

むかちん