むかちん歴史日記419 改革・革命で影響を与えた人々シリーズ④~メキシコ革命を先頭で指揮した指導者~フランシスコ・マデロ
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は改革・革命で影響を与えた人々シリーズの第四弾、
メキシコの独裁政権に挑み、革命を起こした
フランシスコ・マデロ(1873-1913)
を紹介します(*^▽^*)
参照元 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%87%E3%83%AD
◆フランシスコ・マデロは1873年、メキシコで誕生し、ポルトガル系の裕福な家系で育ちました。
メキシコでは、独裁者のポルフィリオ・ディアスの下で無原則な外資導入などが行われ、外見的には経済発展しているように見えていましたが、内実は貧富の差がどんどん広がっていきました。
さらに1907年にアメリカで恐慌が発生し、メキシコにもその影響が波及すると、大農園主の中にも経済的に困窮する者が現れ始め、多くの労働者が職を失い、労働争議も頻発するようになります。
それでもなお、ディアスは1910年の大統領選にも出馬しました。
それの対抗馬としてマデロも大統領選に立候補します。
30年にもわたるディアスの独裁政権で腐敗はどんどん進み、民衆は刷新を求めていたことから、マデロの支持は拡大していきました。
この状況を見たディアスは「民主的な選挙」という仮面を捨て、なんとマデロを逮捕してしまいます。
選挙中、マデロは収監先に閉じ込められ、結局、ディアスが大統領に再任されると、恩赦によってマデロは出所します。
マデロはアメリカに亡命して、ディアスの当選無効を主張し、一斉蜂起を呼びかけました。これはのちにメキシコ革命と呼ばれます。
反乱軍がメキシコの最大都市のひとつであるシウダ・フアーレスを占領し、政府軍と停戦交渉にあたります。
そして1911年5月、ディアスが辞任します。そしてフランスへと亡命します。
同年10月の大統領選でマデロは勝利を収め、マデロは大統領に就任します。
しかし、このとき、革命派の中はサパタ派と保守主義派に分裂しており、マデロの政策は一部旧支配層の権益を守るものであったため、革命指導者のひとりであった、エミリアーノ・サパタが反乱を起こします。
これは鎮圧されますが、マデロ政府の軍司令官であったビクトリア―ノ・ウエルタが駐墨アメリカ大使とディアスとの会談で、ポストを約束されたことから、マデロに対する反乱軍側に寝返って、マデロを逮捕します。
マデロは1913年、メキシコシティの刑務所への移送中に処刑されます。
当時のマデロ大統領の家族はメキシコの日本大使館に保護の要請がなされ、駐墨日本大使は危険を顧みずに家族を保護しました。
むかちん