むかちん歴史日記463 近現代の偉大な経済学者③ 自由主義経済学の代表格~フリードリヒ・ハイエク
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(*^▽^*)
今日は近現代の偉大な経済学者シリーズの第3弾!!!
自由主義経済学の代表格
フリードリヒ・ハイエク(1899-1992)
を紹介します(((o(*゚▽゚*)o)))
参照元 https://cruel.org/econthought/profiles/hayek.html
◆フリードリヒ・ハイエクは1899年にオーストリア・ハンガリー帝国の首都、ウィーンで学者の家庭に誕生します。
1921年にウィーン大学で法学博士号、1923年には政治学の博士号を取得し、渡米して、ニューヨーク大学の研究助手として働きます。
ウィーン大学の講師や ライオネル・ロビンズにロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE) の教授を歴任し、特に1944年に発表した「隷従への道」という論文は、社会主義、共産主義、ファシズム、ナチズムが同根の集産主義であると批判して、当時のベストセラーになります。
ハイエクの経済学における業績といえば、初期においては、景気循環に対する貨幣の影響を分析する貨幣的景気循環理論への貢献がよく知られています。
一方で景気循環についてはケインズも同様に論文を発表していますが、この後、両者は景気循環について、論争に突入していきます。
ハイエクの初期の理論は1936年にケインズが刊行した『一般理論』にそのお株を奪われてしまい、ハイエクと袂を分かった学者もいました。
ハイエクの主張は当時主流だったケインズの経済学からは黙殺されていましたが、それでもハイエクの理論が生き残ったのは彼らの弟子たちが投資理論で用いたからでした。
ハイエクは新古典派経済学の中で生き残ることをやめ、『隷従への道』では政治論に目を向けるようになっていきます。
ハイエクの根源にあるのは、自由主義と反合理主義で、人間の理性には限界があり、慣行・慣習・マナーといったルールに従うべきであり、ルールに従わなければ、人間は不完全な理性しか持たないので、制度を設計したりすることはできないと考えていました。
従い、ハイエクは、理性を使い、国家や社会という複雑なものを合理的に設計できるというマルクス主義や全体主義は誤りであると考え、彼らは自分たちの理論に従い世の中を設計し、その理論から外れたものについては弾圧しているのだと主張しました。
こういった点で社会主義や共産主義の計画経済はあり得ないという主張をしてきました。
フリードマンによれば、これが当時困窮していたハイエクを救ったとされ、
1992年逝去。
ブッシュ大統領はハイエクを「現代の最も偉大な思想家の一人」と称しました。
むかちん