むかちん歴史日記496 歴史を変えた世界の恐るべき最高指導者たち① 北朝鮮の建国者~金日成
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は歴史を変えた世界の恐るべき最高指導者たちシリーズの第一弾!
北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国の建国者
金日成(1912-1994)
を紹介します(*^▽^*)
参照元 https://dailynk.jp/archives/47768
◆金日成は1912年、ピョンヤンの西方の地で誕生、母はキリスト教徒でした。
父が抗日派もしくはそのシンパであったためか、三・一独立運動ののち、南満州へと移住します。
父が亡くなったのちは、中国吉林省の中国人学校に通い、そこでマルクス・レーニン主義に触れ、共産主義の青年学生運動に参加したことによって中学校を退学となります。
以降、中国共産党が主導する抗日パルチザン組織の東北人民革命軍に参加し、さらには1936年から再編された東北抗日聯軍の隊員となったと言われています。
しかし抗日の戦いは日本の巧みな討伐作戦によって壊滅状態に陥り、隠密の活動を余儀なくされることになります。1940年には十数名のわずかな部下とともにソ連領の沿海州へと逃げ込みます。
1945年8月、ソ連軍は朝鮮半島の北緯38度線以北を占領し、金日成はソ連軍の軍艦に搭乗して帰国を果たします。
1946年、ソ連占領下の朝鮮半島北部の暫定統治機関として、北朝鮮臨時人民委員会が成立し、金日成がソ連の後押しを受けて、委員長に就任します。
ソ連、アメリカともに朝鮮半島の統一を望まず、分断を容認しました。
1948年、アメリカ占領下にあった南朝鮮で単独選挙が行われ、8月15日に大韓民国が成立すると、翌月北朝鮮では朝鮮民主主義人民共和国が設立され、金日成が首相に選出されます。
1950年、北朝鮮側が北緯38度線を越えて南へ侵攻、朝鮮戦争が勃発します。
当初、北朝鮮が南を圧倒して進軍しますが、アメリカによる仁川上陸作戦により、敗走するようになり、アメリカが北に攻め入るほどの勢いになりますが、今度は中国から兵が派遣されたことによって、押し戻されます。
そして戦局は北緯38度線で膠着状態となり、休戦交渉の本格化、1953年に休戦が成立します。
朝鮮民主主義人民共和国の元帥となった金日成は政敵を次々と粛清し、
1972年には憲法が改正されて金日成への権力集中が法的に認められ、国家元首としての国家主席の地位が創設され、金日成は国家主席となります。
金日成は諸外国との関係樹立に力を入れ、1972年4月から1973年3月までの間に49か国と国交を樹立します。
1972年、朝鮮半島の統一は武力によらない平和的手段によって解決するという南北共同声明を出しますが、北朝鮮側が対話を途中で中断してしまいます。
1987年、大韓航空機爆破事件が北朝鮮の犯行ということが明るみになり、世界各国から批難を浴びます。
1994年、金日成は他界します。
永遠の首席として、事実上、首席制度は亡くなりますが、北朝鮮の国家指導者としての地位は息子の金正日が引き継ぐことになります。
むかちん