むかちん歴史日記497 歴史を変えた世界の恐るべき最高指導者たち② ソ連の独裁者~ヨシフ・スターリン
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は、歴史を変えた世界の恐るべき最高指導者たちシリーズの第2弾!!
ソ連の独裁者として名高い
ヨシフ・スターリン(1878-1953)
を紹介します(*^^*)
参照元 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3
◆ヨシフ・スターリンは、1878年、ロシア帝国支配下のグルジアの貧しい靴職人の家庭に誕生します。
父親は地元では評判の靴職人でしたが、アルコール依存症を患い、しばしば妻やスターリンに暴力をふるい、何度も転居を繰り返しました。
スターリンは10歳のときに、グルジア正教会からの推薦を受けて、聖職者養成の初等神学校へ進みますが、信心深い母親が喜んだのとは裏腹に靴職人として後を継がせたかった父親は反対します。結局父とは別居というかたちで離れます。
聖書を隅から隅まで読んでいたとされますが、やがてマルクス主義へと傾倒していき、神学に対する疑問を抱き始めました。
1899年、司祭叙任を目前にしながら授業料不足で退学となります。
その後は気象台の気象局員として働く傍ら、ロシア社会民主労働党の地方組織に参加し、秘密警察からもマークされるようになります。
スターリンは党内ではボリシェビキと呼ばれるレーニンが指導する一派に属しました。さらに彼は銀行強盗を含む犯罪行為を行うようになり、何度も逮捕され、シベリアへ亡命することを余儀なくされます。
そんな中、1912年、当時スイスに亡命中であったレーニンからボリシェビキ党の中央委員に選ばれます。
1917年、二月革命を機に勃発したロシア革命によってニコライ2世が退位、ボリシェビキが権力を掌握し、帝政ロシアが崩壊、1922年に初の社会主義国家ソヴィエト連邦が誕生します。
そしてボリシェビキの指導者であったレーニンが初代ソ連の最高指導者となりました。
1924年にレーニンが亡くなると、ライバルであったトロツキーを追い落として、レーニンの後継者としてソ連の最高指導者となります。
スターリンはソ連を農業社会から工業国の超大国にしていくために、中央政府によってコントロールされた経済発展をさせること、農業を強制的に集団化し、政府がそれを管理することを掲げ、農民に強要しました。
これによって多くの農民が反発したため、スターリンは処刑や強制収容所送りを行い、結果として食糧不足を招き、多くの餓死者をソ連で生み出しました。
さらに自分に反対するものを粛清していく専制的な恐怖政治を展開。
1930年代後半には共産党や軍部に対する反乱因子を「大粛清」というキャンペーンで一掃していきます。
そしてスターリン崇拝の体制を築き上げます。
スターリンが亡くなるまでの間にソ連ではおよそ2000万人が命を落としたのではないか、と言われています。
1939年ドイツとの間に独ソ不可侵条約を締結し、ポーランドとルーマニアの一部、バルト三国を併合。
しかし1941年、ドイツが約束を破って、ソ連へ侵攻。
迎え撃ったソ連は、当初は追い込まれたもののスターリングラードの戦いで、赤軍がドイツ軍を破ると反転攻勢し、ドイツ軍を追い払います。
そして、スターリンはテヘラン会談、ヤルタ会談といった連合国側の同盟国として参加するようになり、一方で戦後のソ連の勢力拡大の野望を抱きます。
第二次世界大戦後もスターリンの粛清は続き、東欧諸国で次々と共産党政権を打ち立て、1949年には原爆実験に成功、冷戦が世界規模で本格化していきます。
しかし、1953年、スターリンは突然倒れ、74歳でその生涯を終えました。
むかちん