むかちん歴史日記516 古代ヨーロッパ世界⑥ 古代ギリシア~ギリシアの覇権争い・コリントス戦争
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日も引き続きギリシアの話題です😄
◆ペロポネソス戦争が終結し、結局ペルシアの支援を受けたスパルタが勝利を収めました。この内紛でギリシアの実権をにぎったスパルタですが、その勢いに乗じて、今度はペルシアが支配する小アジアに手を伸ばそうとします。
これに危機感を抱いたペルシアは今度はアテネやテーベにたきつけて、スパルタと戦争をさせて、小アジアから撤退させようと試みます。
ここで勃発したのが紀元前395年のコリントス戦争です。
このコリントス戦争ではアテネなど反スパルタ連合がペルシアから支援を受けて戦います。
スパルタは陸での戦いでは優勢に進めますが、海ではペルシアの支援を受けた反スパルタ同盟に惨敗、アテネなどはスパルタに奪われていた諸都市を奪い返すことに成功します。
そして雌雄を決する一戦となったのがスパルタ対新興都市国家テーベのレウクトラの戦いです。
※テーベ(テーバイ)攻めの七将
ここで数で勝るスパルタに新興国家テーベが勝利を収めます。
ここに覇権がスパルタからテーベへと移っていきます。
しかし、復権してきた反スパルタ側が過度に力をつけるのを恐れたペルシアは、
スパルタに寝返り、平和的和睦を望んだスパルタに応じて、アンタルキダスの和約(大王の和約とも)で両者の戦争を終結させます。
これによって戦争は終結するものの、ギリシアの土地は幾多にもわたる戦乱によってボロボロに荒廃してしまいます。
ちなみに余談ですが、よく言われる「スパルタ教育」というのは軍事的教育や兵役がむちゃくちゃ厳しかったこのギリシアの「スパルタ」から来ています。
むかちん