むかちんの歴史日記

歴史大好き男による歴史のあるあるやトリビアを綴る日記★

むかちん歴史日記138 スポーツ超人インターハイシリーズ③ 日本初水泳女子金メダリスト~前畑秀子

新宿から歴史を発信!!むかちんです(≧▽≦)

 

今日は、スポーツ超人インターハイシリーズ第三弾!ということで

日本女子初の水泳金メダリスト、

 

前畑秀子(1914~1995)

 

を紹介します(^_-)-☆

 

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参照元 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E7%95%91%E7%A7%80%E5%AD%90

 

前畑秀子は1914年、和歌山県豆腐屋の娘として誕生します。

小学校に上がる前から、地元に流れる紀ノ川に泳ぎにいき、

その後、小学校4年のときに学校に水泳部ができたので、もちろん、そこに入部します。

 

このとき、プールがあったわけではなく、紀ノ川に杭を打ち込むかたちで

天然のプールを教師が作り、しかも教師たちは大阪まで平泳ぎの泳法を習いに行っていたそうです。熱心な教育だったようです。

 

小学校5年のころに大阪で行われた学童水泳大会に前畑も出場、なんと平泳ぎで学童新記録をたたき出します。

 

高校1年のときには日本女子新記録を樹立。

 

しかし、その後、前畑の両親が次々に脳溢血で他界し、ショックでふさぎ込んだ前畑は高校を辞め、一時水泳を離れます。

ですが、周囲の支えもあり、水泳に復帰、失った半年を取り戻すために懸命に練習をします。

 

◆1932年、18歳のときにロサンゼルスオリンピックに出場します。

200m平泳ぎで出場し、0.1秒差で惜しくも銀メダル。

このとき新記録も出し、本人的には満足しており、引退も考えていたのですが、

周囲の次の金メダルへの期待や東京市長の説得により、水泳を継続していきます。

 

猛烈な練習に励み、1933年には200m平泳ぎで世界記録を樹立。

迎えた1936年ベルリンオリンピック

200m平泳ぎで地元ドイツのマルタ・ゲネンゲルとのデットヒートを制し、

1秒差で金メダルを獲得。

日本競泳女子では史上初となる金メダルでした。

 

このとき、この試合模様を実況していたNHK河西三省アナが途中から興奮のあまり

「前畑ガンバレ、前畑ガンバレ」

と20回以上絶叫し続けたのは有名な話です。

 

その後は引退、後進の育成などに努め、

紫綬褒章文化功労者に選出されます。

 

そして1995年、腎不全により逝去します。80歳でした。

 

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優勝できなかったら、帰りの船から飛び込んで死ぬしかない。しかし自分は泳げる。さてどうやって死ぬか。
【解説:ロス五輪で惜しくも優勝を逃し、今度こそはと挑んだベルリン五輪直前の気持ちを振り返っての言葉。】

 

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やりかけたことは最後まで。

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むかちん