むかちんの歴史日記

歴史大好き男による歴史のあるあるやトリビアを綴る日記★

むかちん歴史日記255 ドラムロールが鳴り響く、女性ノーベル賞受賞者たち⑤ アフリカ人女性初のノーベル賞受賞者~ワンガリ・マータイ

新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)

 

今日は、ドラムロールが鳴り響く、女性ノーベル賞受賞者たちシリーズの第5弾!!

 

アフリカ人女性初のノーベル賞受賞者

 

ワンガリ・マータイ(1940-2011)

 

を紹介します(*^▽^*)

 

f:id:ooemaru:20181217100050j:plain

参照元 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4

 

ワンガリ・マータイは1940年、ケニアの農家の娘として誕生します。

家族の協力もあり、20歳のときに国費でアメリカのマウント・セント・スコラスティカ大学で学んだのち、ピッツバーグ大学で修士号を取得しました。

 

その後帰国し、ナイロビ大学で博士号を取得、1971年、ナイロビ大学の教授に就任します。

 

彼女はケニアの環境破壊を目の当たりにして、1977年、国土の砂漠化を食い止めるために植林活動を行うグリーンベルトムーヴメントを創設します。

当時の独裁政権下で彼女に様々な圧力がかけられ、投獄も経験しましたが、1986にはアフリカン・グリーン・ベルト・ネットワークへと改称し、その活動をアフリカ全土へ広げていきました。

最初は7本の植樹活動から始まった彼女の活動も30年間で5000万本を突破するほどになります。

 

マータイは2002年には国会議員にもなり、環境・天然資源・野生動物省の副大臣を務めたのち、ケニア・マジンジラ緑の党を設立して、代表も務めます。

 

2004年、「マータイは、ケニアの圧政的な前政権に対し果敢にも立ち上がり、彼女のユニークな運動は政治的抑圧に対して国内、また国際的にも注意を引くのに貢献した。

彼女は民主的権利への運動の中で多くの人々にとってインスピレーションとなり、また特に女性の地位向上を促すのに勇気を与えた。」

 

というところから、彼女にノーベル平和賞が授与されます。

 

彼女は2005年に京都議定書関連行事に出席するため、来日した際に日本語の「もったいない(MOTTAINAI)」という言葉に感銘を受けます。

彼女はその言葉から資源に対する尊敬の念を感じ取ったのです。

彼女は同年から「MOTTAINAI」のキャンペーン活動を始めます。

 

2009年12月には国連平和大使にも任命されます。

 

アフリカのために尽力してきたマータイですが、2011年、卵巣がんのため亡くなります。71歳でした。

彼女の葬儀は国葬として行われ、

彼女の遺言により木を使わずに特製の棺に納められたそうです。

 

むかちん