むかちんの歴史日記

歴史大好き男による歴史のあるあるやトリビアを綴る日記★

むかちん歴史日記262 近現代世界の首脳たちを巡る旅行シリーズ② 大韓民国初代大統領〜李承晩

新宿から歴史を発信!!!むかちんです(*´∀`*)

 

今日は近現代世界の首脳たちを巡る旅行シリーズの第二弾!!

韓国初代大統領、

 

李承晩(1875-1965)

 

を紹介します!!!

 

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参照元 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%89%BF%E6%99%A9

 

◆李承晩は全州の没落両班両班は韓国で貴族)の生まれで、

1875年誕生します。

 

李は科挙合格を目指していたが、1894年に朝鮮に置ける科挙制度が廃止されたため、

アメリカ宣教師によるミッションスクール培材学堂に入学します。

 

1896年に設立された独立協会(立憲君主制を目指す団体)に入りますが

時の親露派政権が高宗に諌言したため、独立協会は解散させられ、李自身も逮捕されます。

 

1904年日露戦争が勃発し、日本の影響力が大韓民国に及ぶことを恐れた高宗はアメリカに朝鮮独立維持の支援をしてもらえるようにすることを構想し、

 

そこで英語の使える李を釈放して、アメリカに派遣します。

 

ハワイを経由してアメリカに入った李はセオドア・ルーズヴェルトと面会、

しかし、李は積極的に高宗を否定します。

 

その後、李はアメリカに残り、ジョージ・ワシントン大学ハーバード大学を経てプリンストン大学で博士号を取得します。

これは朝鮮人初の博士号取得者になりました。

 

この時期のプリンストン大学の総長がのちに大統領になるウィルソンで、

ウィルソンは李をとても気に入り、のちの朝鮮独立の英雄になると讃えられます。

 

その間の1910年、日韓併合条約によって朝鮮は大日本帝国に組み込まれていくことになります。

 

1911年に一時帰国するものの、寺内朝鮮総督暗殺未遂事件の関与を疑われ、再び渡米、

ハワイに居を構えます。

 

1919年、大韓民国臨時政府の大統領に就任。

李が大統領に選ばれた背景には民族自決などの十四か条の原則を提唱したウィルソンとの人脈があったと言われています。

 

1945年8月15日、第二次世界大戦において、日本が全面降伏したことによって、終結を迎え、朝鮮半島北緯38度線を境目に北側をソ連を統治し、南側をアメリカが統治する形となります。

 

1948年大韓民国朝鮮半島南部を実効支配する形で、国家樹立を宣言し、

李は議会多数の支持を得て初代大統領に就任します。

 

李は失脚の瞬間まで独裁的な政治を行い、反李勢力や親北勢力排除に動きます。

1950年、朝鮮民主主義人民共和国が圧倒的な戦力で大韓民国に攻め入ります。

 

朝鮮半島の共産勢力化を恐れたアメリカが韓国を支援すると

北朝鮮ソ連が支援。

中国も介入するなど、東西冷戦の代理戦争化の様相を示しはじめ、李の存在感は次第に薄れます。

 

李はその後、4選を狙って出馬した大統領選において不正が横行。

デモ隊との衝突が起き、4月革命が勃発。

 

李は1960年、ハワイに亡命します。

その地で李は1965年、90才でその生涯を終えます。

 

むかちん