むかちん歴史日記313 意味不明を解明してきた学術的偉人達③ 古代エジプトの解明に尽力~ジャン=フランソワ・シャンポリオン
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は意味不明を解明してきた学術的偉人達シリーズの第3弾!!
ジャン=フランソワ・シャンポリオン(1790-1832)
を紹介します(*^▽^*)
◆ジャン=フランソワ・シャンポリオンは1790年にフランス革命の真っただ中にあるフランスに誕生します。
少年時代から語学的才能は非凡なものであり、9歳のときにはラテン語を話したそうです。
さらにはギリシア語、ヘブライ語も少年期に話せるようになりました。
同じ時期に、ナポレオンのエジプト遠征に参加し、数学者としても有名なフーリエが、シャンポリオンが語学を学ぶグルノーブルに県知事として着任、
まだ解読されていないものだと説明すると、
シャンポリオンは「私が読みます!2,3年たって、僕が大人になったときに!」と言ったとされています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95
ナポレオンがエジプト遠征をおこなった際にエジプトの港湾都市ロゼッタで発見された「ロゼッタストーン」に刻印されていたもので、
ロゼッタストーンには神聖文字(ヒエログリフ)、民衆文字(デモティック)、ギリシア文字の3種類の文字が刻まれていました。
このときからシャンポリオンのロゼッタストーンの解読研究が始まります。
ヒエログリフの解読はそれまでも多くの試みがありましたが、うまくはいかず、
それはヒエログリフを「表意文字」ととらえていたからだとされています。
シャンポリオンは1822年、このヒエログリフの解読に成功しますが、その成功のカギは一つ一つの文字や形には何の意味もない「表音文字」であることを理解し、
さらに彼は古代エジプト語をわずかに継承するコプト語や周辺の言語にも通じていたので、
ロゼッタストーンに刻まれた3文字の比較検討やその他材料をもとに
これを解読することに成功しました。
このヒエログリフの解読によって一躍有名となり、
1826年にはパリ王立博物館の館長に就任、1828年には念願のエジプト現地取材も敢行します。
1831年には、コレージュ・ド・フランスの古代エジプト学教授となりますが、翌年コレラを患い死去します。
41歳でした。
ちなみにロゼッタ・ストーンは現在ではイギリスの大英博物館に所蔵されており、観光名所となっています。
むかちん