むかちん歴史日記376 2010年代に映画化された原作作家たち① 2012年公開『レ・ミゼラブル』より～ヴィクトル・ユーゴー

新宿から歴史を発信！！！むかちんです(≧▽≦)

今日は2010年代に映画化された原作作家シリーズの第一弾！！！

2012年公開『レ・ミゼラブル』の原作者でフランスの巨匠

ヴィクトル・ユーゴー（1802-1885）

を紹介します(*^▽^*)

参照元　http://iyashitour.com/archives/37087

フランスの最高傑作を生んだユーゴー

◆ユーゴーは共和派でナポレオン軍の軍人であった父の家庭に1802年、三男として誕生します。

彼は生まれた土地はフランス東部でありましたが、そこからヨーロッパ各地を主に母親とともに転々とすることになります。

というのも生粋のボナパルト主義であった父親と王党派であった母親との間の政治思想の違いが確執を生み、ユーゴーは母親とともに父親不在で暮らすことになります。

この確執がのちの彼の代表作『レ・ミゼラブル』にも影響を与えることになります。

1812年、パリに戻り、1814年に寄宿学校に入ります。

この頃、ナポレオンによる帝政が終わりを告げ、父はスペイン貴族の地位をはく奪され、フランス軍の一大隊長に没落してしまうのです。

それでも、父はユーゴーには軍人になってほしいと思っていました。

ですが、ユーゴーには全くその気はなく、本人は詩作に没頭します。

ユーゴーの創作活動では、1819年にトゥルーズのアカデミー・デ・ジュー・フロローのコンクールに詩が2編入賞。同年に1篇の詩がアカデミー賞に輝きます。

1829年、『エルナニ』を執筆します。

これはコメディ・フランセーズ座で上演する運びとなりますが、古典派の常識を逸脱したこの戯曲はたちまち問題視され、『エルナニ』公演初日、古典派とロマン派の小競り合いが起こります。

古典派とロマン派の論争に巻き込まれたユーゴーでしたが、この公演は大成功を収め、

以降、ロマン派が主導権が握っていくようになります。

ユーゴーは1834年ジュリエットという愛人との恋をうたったロマン主義の最高傑作と名高い『オランピオの悲しみ』を生み出します。

また愛する長女がセーヌ川で溺死したのを受け、娘が逝った街ヴェルキエで傑作詩選『ヴェルキエにて』第一篇を書き終えます。

そして1845年からはフランス史上屈指の傑作といわれる『レ・ミゼラブル』の執筆に入ります。

ユーゴーは政治家としての側面もあり、議員でもありました。

1848年の大統領選挙ではルイ・ナポレオンを強力に支持しましたが、彼が独裁化していくとユーゴーは逆に強烈な反対者となりました。

これは災いとなって、ユーゴーは弾圧の対象となり、1851年にベルギーへ亡命します。

首都ブリュッセルでルイ・ナポレオン批判を大々的に展開し、出版もします。

そしてついに1862年に『レ・ミゼラブル』は完成し、ベルギーより出版され、これが大反響を巻き起こします。

この際、売れ行きが心配だったユーゴーは世界最短の手紙といわれる文面で出版社に売れ行きを確認していました。

ユーゴーからの手紙は「？」で、出版社からの返信は「！」。

これは上々の売り上げを意味していました。

1870年普仏戦争でプロイセンに大敗したナポレオン3世＝ルイ・ナポレオンは失脚、これにより、ユーゴーはフランスに戻ります。

そして1885年パリにて死去。享年83歳。

名作『レ・ミゼラブル』とは

あらすじ（映画版）

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1815年10月、フランス。1本のパンを盗んだため19年間刑務所に服役したジャン・バルジャンは仮出所する。

そこで盗みを働くが、司教の温情に触れ、真人間になることを決意する。

正体を隠しつつ懸命に働いたジャンは、8年後、工場を経営し、市長にもなっていた。

自身の工場で働く女工フォンテーヌの娘を養育することを約束する。しかしある事件をきっかけに正体がばれ、逮捕されてしまう。

参照元　https://www.cosmopolitan.com/jp/entertainment/movies/gallery/g922/world-literature-movie/

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ヴィクトル・ユーゴーの大作。舞台や映画にもなっており、

近年ではヒュー・ジャックマンが主演で2012年に上映されました。

参照元　https://www.cosmopolitan.com/jp/entertainment/movies/gallery/g922/world-literature-movie/

ヴィクトル・ユーゴーの名言

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友よ、逆境にあるときは、つねに、こう叫びなさい。

「希望がある、希望がある、まだ希望がある」と。

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小さな悲しみには忍耐を持って立ち向かい、

大きな悲しみには勇気を持って立ち向かいなさい。

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毎朝、その日の行動計画を立て、それを実行する者は、

多忙な人生の中で迷路に迷い込んでも、出口につながる”魔法の糸”を手にしている。

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不幸に陥らない秘訣は、
人を愛して、働くことである。

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「未来」というのは、いくつもの名前をもっている。

弱き者には「不可能」という名。

卑怯者には「わからない」という名。
そして勇者と賢人には「理想」という名がある。

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生きている者とは、闘っている者だ。

運命の高い険しい峰をよじ登る者のことだ。

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夢、これ以外に
将来を作りだすものはない。

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むかちん