むかちん歴史日記413 世界の偉大な思想家たち③ 『リヴァイアサン』で有名な政治哲学者~トマス・ホッブズ
新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)
今日は世界の偉大な思想家たちシリーズの第三弾!!!
著作『リヴァイアサン』で有名で、「万人の万人に対する闘争」という言葉で知られる
トマス・ホッブズ(1588-1679)
を紹介します(*^▽^*)
参照元 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%96%E3%82%BA
◆トマス・ホッブズは1588年、イングランド国教会の聖職者の子として誕生します。
オクスフォード大学を卒業後はデヴォンシャー伯爵家に家庭教師として仕えます。
絶対王政の支持者とみなされたため、ピューリタン革命前の1640年にフランスへ亡命します。
この亡命中に名著『リヴァイアサン』を書き、帰国する1651年に出版します。
ホッブズの思想は王党派からは無神論者とみなされ、共和派からは専制政治擁護者とみなされました。
人間の自然状態を「万人の万人にたいする闘争」という状態であると定義して、決着のつかない闘争をし続けている状態を指しています。
ホッブズの場合、自己の生存のために他人への暴力を認めてしまっている点で矛盾を抱えてしまっていると指摘されるのですが、そうした自然権を放棄するようにホッブズは勧めています。
そして、ホッブズが専制政治擁護派だと思われてしまう理由に彼の唱える「社会契約」が服従だと思われる点にあります。
主権者が「国家理性」といったような解釈をされるのです。
のちにホッブズの唱えた考えは、ロックやルソーによって批判的に継承されていきますが、ホッブズは人工的に国家モデルを作り上げるという点では近代の思想のさきがけを作り出したと言えます。
ホッブズは1679年に91歳で亡くなります。
むかちん