むかちんの歴史日記

歴史大好き男による歴史のあるあるやトリビアを綴る日記★

むかちん歴史日記429 世界史上で父と呼ばれた男たち④ 古代オリンピックを復興させた近代オリンピックの父~ピエール・ド・クーベルタン

新宿から歴史を発信!!!むかちんです(≧▽≦)

 

今日は世界史上で父と呼ばれた男たちシリーズの第4弾!!

 

古代オリンピックを復興させて近代オリンピックの礎を作ったオリンピックの父

 

ピエール・ド・クーベルタン(1863-1937)

 

を紹介します(*^▽^*)

 

 

Pierre Fredy de Coubertin, baron de Coubertin.jpg

参照元 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3

 

ピエール・ド・クーベルタン1863年に15世紀のイタリア貴族フレディ家に端を発した名門貴族の三男としてパリに誕生します。

 

クーベルタン中等教育を終えると、1880年陸軍士官学校に入学しますが、軍事的な教育になじめず、数か月で退学、方向性を見失っていました。

 

そんな折に、、トマス・ヒューズの「トム・ブラウンの学校生活」に衝撃を受けます。

主人公トム少年がパブリックスクールを舞台に、学業にスポーツに躍動していく姿に理想を投影していくようになりました。

 

1883年、20歳になり、クーベルタンは初めてイギリスへ渡って、パブリックスクールに実際に触れます。

これに感激したクーベルタン法律学校を1年で退学し、スポーツと教育を自らの生き方だと定めます。

 

幾度も英国を訪問し、フランススポーツ連盟を結成、1889年にはフランス教育省から近代スポーツ普及の研究を命じられます。

そしてスポーツ先進国米国を訪問して、より刺激を受けました。

 

さらに、ドイツ帝国シュリーマンの発掘団が古代ギリシアの遺跡を発掘し、当時のヨーロッパでは大いに古代への夢が語られていました。

クーベルタンもまた例外ではなく、古代オリンピックの復活を夢見ます。

 

1892年、フランス・スポーツ連盟創立5周年記念式典で講演し、初めて「オリンピックの復興」を説きました。

そして1894年には満場一致で「オリンピックの復興」が決議されたのです。

 

そして1896年にギリシアアテネで第一回開催が決まり、4年に1度の開催とすることや、近代スポーツに限ることなどが決められました。

 

「スポーツの力を取り込んだ教育改革を地球上で展開し、これによって世界平和に貢献する」という理想をクーベルタンは説き、これはオリンピズムと表現される理念となりますが、当初これを理解していた関係者は少なかったそうです。

しかし彼はその理念にこだわり、浸透させていきました。

 

クーベルタンは1937年、急逝します。74歳でした。

 

むかちん